【むち打ち症をひも解く①】頸椎捻挫・外傷性頸部症候

   

今回は、むち打ち症の1つに分類される、「頸椎捻挫・外傷性頸部症候」についてご紹介します。

交通事故による怪我というのは、顔を含む頭部がもっとも多いとされています。手足や身体についてはシートベルトにて固定されていることから、どうしても頭に衝撃が行きがちなのです。

特にフロントガラスに頭部をぶつけることが多く、頸椎捻挫と診断される方が多いと言えます。

首の怪我といえばむち打ち症

上記のことから、交通事故による怪我の中でも後遺症が残りやすいのは首(頸部ともいいます)となっています。そして、首の怪我と言えば、その多くがむち打ち症と呼ばれている症状です。

その中でも、頸椎捻挫や外傷性頸部症候と呼ばれるむち打ち症が交通事故には特に多く、事故の衝撃で首の筋肉やじん帯といった組織が損傷されてしまうことによって、多くの障害が発症、また、事故後においても後遺障害が残ってしまうというわけです。

首は非常に衝撃に弱い

普段はあまり意識することはありませんが、頭というのは身体の中でも非常に重い部位です。それを支えている首というのは、ただでさえ負担がかかっていることから、突然の衝撃には非常に弱くなってしまうのです。さらに、首には脳からの信号を身体に伝えるための神経が数多くあり、ちょっとした衝撃でも繊細な神経が傷ついてしまうことがあるのです。

また、首への損傷というのは、すぐに症状があらわれるわけではなく、時間がある程度たってから発症することもあり、見つけにくいという点にも注意しましょう。直後の検査では異常なしと判断されてしまうこともありますので、時間経過による症状の出方にも気を配っておかねばなりません。

頸椎捻挫・外傷性頸部症候はむち打ち症の代表格

むち打ち症は、主に首筋や肩、背中などに痛みを感じることがほとんどです。よって、頸椎捻挫・外傷性頸部症候は、むち打ち症の代表格と言えるでしょう。

なお、さらに症状が重くなってくると、頭痛や肩こり、ひどいと耳鳴りや眩暈といった日常生活に直接的に支障が出る症状も見受けられます。最悪の場合、身体に麻痺が残ってしまい、日常生活もままならないことになりかねないため、しっかりと治療をし、悪化しないためにも通院を心がけましょう。交通事故の場合、医療費などは後に損害賠償請求することが可能となっています。

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