交通事故にあったら自覚症状が無くとも「必ず病院へ」

   

交通事故に遭ったら、特に異常を感じていなくても必ず病院にいきましょう。

事故直後から身体に異常を感じている場合や、ケガのせいで動けなくなってしまったり、意識を失ったりした場合は、そのまま救急車で病院へと連れていかれることになります。そこで診察が行われるため、後々、治療費に関する問題への発展はしづらいのですが、事故直後に病院へいかず、その後、しばらくしてから病院へいった場合、因果関係を示すのが難しくなるケースもあります。

よって、たとえ自覚症状がほとんどなかったとしても、「まずは病院へ」を必ず心がけましょう。

 興奮状態だと痛みを感じないことも

交通事故というのは、非日常的なことであるため、事故に遭ったという事実に興奮してしまい、痛みに気付けていないケースは実際にも存在します。これは脳内アドレナリンの関係で起こり得る状態で、事故直後に大きなケガを負っているにも関わらず、痛みがないため病院にいかなくても良いかと感じてしまうのです。しかし、実際に事故から数時間後に興奮状態が覚め、激しい痛みに襲われた結果、その場で動けなくなってしまったという事例も見受けられます。

以上のことからも、たとえ特に異常を感じなかったとしても、可能であれば救急車で、そうでなければ早い段階で必ず病院へ行くようにしてください。

 脳内出血にも要注意

上記にて脳内アドレナリンによって時間差で痛みが出ると説明しましたが、他にも脳内出血があった場合も時間差で症状が出ることがあります。頭蓋骨で出血が起きていても、たまった血がすぐに脳内を圧迫するわけではありません。多少時間がかかってから症状が出るばかりか、脳は痛みを感じない部位でもあり、数分前には何事もなかったのに・・・といった事態になりかねないのです。

脳内出血は命にもかかわるため、頭を強く打った場合も必ず病院へ行ってください。

 むち打ち症は数ヶ月後にあることも

さらに言えば、むち打ち症の場合は、数ヶ月に自覚することもあります。むち打ち症は、交通事故後すぐに気づけずに、時間差で出る症状の中で最もよく起こり得ます。

むち打ち症は、事故直後にクビあたりに痛みを感じ始めることもありますが、多くは時間差によって起こり、症状が出るまでに長い期間を要した場合、すでに示談交渉が成立していることもあり得ます。となれば、治療費の一部は自己負担しなければならない展開にもなりかねません。

また、むち打ち症の怖いところは、後遺障害として一生治らない可能性もあるため、自覚症状が一切なかったとしても、交通事故後は必ず病院へ行くのだと、頭に入れておくようにしてください。

 - 後遺障害と病院