交通事故発生から後遺障害の認定までにやるべきこと(後編)

   

医師の診断を受け、しばらく通院をするなどしていると、いずれはそれ以上よくならない時期がやってくることになります。これを交通事故の用語で「症状固定」と言います。

では、この症状固定になった後、後遺障害が認定スムーズに認定されるためにはどのようなことをするべきなのでしょうか? 前回の「交通事故発生から後遺障害の認定までにやるべきこと(前編)」に続き、私たちがとるべき行動をご紹介したいと思います。

医師に後遺障害診断書を作成してもらう

症状固定になったら、医師に後遺障害診断書を書いてもらいましょう。この用紙は保険会社に送ってもらうことになっています。医師への頼み方としては、「後遺障害の申請がしたいので、後遺診断所を書いていただけませんか?」といった具合で大丈夫です。

ただし、医師によっては後遺障害診断書への姿勢は様々で、熱心に書いてくれる医師もいれば、そうでない医師もいます。あまりにもひどい対応をする医師である場合は、転院も検討しましょう。

事前認定によって請求をする

後遺障害の認定を申請するには2つの方法があります。最初に紹介するのが「事前認定」です。

事前認定によって後遺障害の認定をする場合、被害者がするのは上記のように医師に後遺障害診断書を作成してもらい、加害者側の任意保険会社に送るだけとなっています。

ただ、稀に後遺障害診断書が医師から任意保険会社に直接送られることがありますが、後遺障害の診断書の中身は見ておいたほうが良いと言えます。

被害者請求によって請求をする

2つ目が「被害者請求」です。この被害者請求をするためには、自賠責保険の請求書類を用意し、交通事故証明をはじめとする様々な必要書類を提出することになります。

被害者請求と事前認定の違いについては、事前認定は知識がなくても可能と言えますが、被害者請求の場合は手続きを自分ですることになるため、知識がある方は状況把握も容易にでき、より確実性が高いと言えるでしょう。自分にあった請求方法を利用するのが大切です。

調査事務所によって認定がされる

事前認定であっても被害者請求であっても、提出した書類は保険会社から自賠責調査事務所へと送られることになり、厳正な審査がされることになります。この審査がすべて終了すると、認定結果が保険会社経由で自身のもとへと通知されます。期間としては3ヶ月~半年程度と考えておくと良いでしょう。この通知書には該当する等級があれば、「第何級何号」、複数あれば「併合何級」といった記載がされることになり、これにて後遺障害の認定がされるというわけです。

 - 後遺障害について知っておくべきこと